2014年8月20日水曜日

TOEICで高得点を取り続けるための非英語テクニック



今から、自慢します。
私はこの10年間毎年のようにTOEICを受けていますが、1度たりとも890点を下回ったことがありません。

会社の新人研修で受けた結果が890点で、そこからだいたい890点~950点の範囲を推移しています。
そして、この間受けたテストでも勉強せずに上記の通り905点を取れました。


勉強しないでもある心構え(テクニック)があればある程度、点数を上げられるんです。


学生時代、1年留学しているのである程度のアドバンテージはありますが、留学していたのはもう10年前です。
最近、オンライン英会話を始めたのですが、私の英会話レベルの先生の評価はIntermediate(中級)です。

毎回TOEICを受けても知らない単語は出てきますし、リスニングで何言っているか分からない時もあります。

でも勉強しなくても、900点くらい取れ続けています。
留学から帰ってきた後の方が、点数上がっているんです。


私は、TOEICはテクニック次第で高得点が取れると思っています。
このテクニックを使えるようになったことで、点数が安定的に取れるようになりました。

最近は、TOEICで高得点が取れても英語が話せない人が多いことが問題になり、TOEIC以外の指標で英語スキルレベルを計ろうとする動きもあるくらいです。

裏返すと、英語を話せなくてもテクニック次第で高得点が取れるんです。


TOEICは、今でも英検よりもTOEFLよりも英語スキルの指標としては信頼性があります。

就職、転職の時に履歴書にはTOEIC点数記載欄があります。
会社によっては、管理職になるには650点以上ないといけないとか、海外プロジェクトに配属されるためには860点以上ないといけないとか、TOEICが必要になってくる機会というのは沢山あります。

ですので、高い得点を持っておくというのは今後のキャリアアップにおいて、いい影響はあっても、悪い影響はありません。


今回、書きたいのは勉強せずに点数を上げる方法です。

私はこの間の試験前は、参考書や単語帳は購入したものの、勉強する時間がなく、前日にこの方法を念頭に置いて、当日試験を受けました。

その方法というのを以下にまとめたいと思います。


試験前の準備

試験場に早く行って試験場に体をならす

試験会場には45分前から入場可能です。1番に入場する気概を持っていきます。
そして、早く着席します。

試験場は、外気温に応じて、エアコンが設定されています。
その設定温度に慣れるようにします。

寒ければ何か羽織ったりして調節し、体を試験場の温度にならします。

また温度だけではなく、緊張の糸が張った試験場の雰囲気になれましょう。
座席について、いつも暇なときにやっていることをやりましょう。
スマホでFacebookをやってもいいし、人間観察でもいいです。

ただし、単語帳を見たり、問題集を解いたりするのはやめてください!
あなたの無意識下の緊張を増幅させるだけです。直前に見た単語が試験にでるのはかなり小さい確率です。


解答用紙の表面(おもてめん)を早めに記入する

席に着いたら、既に配られている解答用紙の表面を記入します。
名前や試験番号、アンケートを記入する欄です。

表面を記入しながら、持参した鉛筆やシャーペンの書き味を確かめます。
複数本持参していると思いますので、全て使用し、その日一番いい書き味のものを探します。

できれば、消しゴムも使います。消しゴムの消し具合も確かめます。

普段鉛筆で何かを書き、消しゴムで消すという場面はほとんどないと思います。
そのため、この時間で書き心地をならします。


リスニング編

どんな写真が並んでいるか先に確認する(パート1)

パート1では、写真を見て、4つの説明を聞き、最適な説明を解答する問題です。

リスニングは始まると、パート1の例題が読み上げられ、パート1の解き方の説明が始まります。

その説明を無視します。既にあなたは解き方を知っているはずです。

無視してできた時間で写真を10枚ざっと見ます。
なんとなくの状況を把握します。どんな説明がなされるかを想像できればいいかもしれません。

その後、パート1を解くことで心に余裕が生まれます。

質問の最初の単語を意識して聞く(パート2)

パート2は、質問文が流れた後、3つの回答が流れて最適な1つを解答する問題です。

ここでは、質問文の最初の単語を意識します。

5W1Hのいずれか、またはDo you..?/Did you..?、または質問ではない普通の文章だったりします。

問題の約半分(体感です)は、この最初の単語がわかると解答が自動的にわかります。
Where..?で始まる質問なら、解答で「場所」に言及しているものを選択する、という流れです。
How many..?なら数、When..?であれば時間に言及しているものを選びます。

次の解答を先読みする(パート3・4)

パート3・4は、一定の長さの会話を聞き、問題に記載された質問に対して最適な解答を四択の選択肢から選びます。

このパートでは、解答を先読みすることが肝心です。

このパートでも最初に問題の解き方の説明が流れます。
その説明を無視して、1問目の解答を読みます。

質問と解答を読むと、なんとなくどんな会話がなされるか分かります(問題によっては分からないものもあります)。
会社内の会話なのか、スピーチなのか、お店のアナウンスなのかがわかるだけでもリスニングの態勢が整います。

そうすると、会話が聞いた時点で解答がわかります。
会話が終わった時点で、解答ができるわけです。


ここからが肝心な部分です。

会話が終わった後に3問の質問文が流れます。
1問目の質問文が流れる時間で、3問ともマークします。

そして、残り2問の質問文が流れている時間で、
次の問題の質問と選択肢を読みます。

これを繰り返すことで、先読みができる好循環が生まれます。

ここで大切なのが、最適な解答が選択できなくても次に進みます。
できない問題は、放っておけばいいのです。


TOEICは、1問何点という採点方法ではありません。
加重配点方式といって、簡単に言えば採点されない問題もあります。

また簡単な問題を間違えても、その後の難しい問題が正解できていれば、「この人こんな難しい問題ができているのに、この簡単な問題が解けないわけないでしょう」となり、正解にカウントされる場合もあります。

なので、問題ができなかったと後悔しないでください。
あくまで先読みの好循環を守ることが大切です。


リーディング編


文法問題は15分で解く(パート5・6)

TOEICでは、文法問題が52問出題されます。
1問あたり15秒程度で解く必要があります。

15秒以上かかった場合は、どうするか。

そう、その問題はなかったことにします。

Aにマークして、次に進むのです。
空白にするのはダメです。誤って解答欄がずれてしまう場合があります。

なんでもいいのでマークして、次の問題に取り掛かります。


パート5・6は、事前に問題集を解いておく効果が発揮されるパートです。

例えば、toの後には動詞の原形(To不定詞)が来ることを知っていれば、問題文全体を読まなくても解くことができます。
そうすると5秒で問題が解けるはずなので、他の問題に時間を割くことができます。

文法問題にはこういうテクニックが沢山あります。
この後には絶対副詞しかこない、とか名詞しかこないというものがあります。

これは勉強すればするほど、身に付く英語的テクニックなので、事前に問題集に沢山当たっていればいるほど、その効果が発揮されます。


今回は「勉強しないで」点数を上げる方法であり、英語の勉強を勧めません。
分からない文法問題があれば、日ごろの行いが悪かったと思って次に進む勇気を持つことが必要です。


質問を読みながら、問題文をスキミングする(パート7)

パート7は読解問題です。
広告やEメールの内容を読み、4~5つの質問に答えます。

パート5・6を15分で終われば、パート7に1時間割くことができます。
これでTOEIC受験時によくある、「最後まで解けなかった」ということをある程度避けることができます。

パート7では、質問を先にざっと読みます。
質問を読むことで、問題の長文に何が書かれているか何となくわかります。

何となくわかった時点で、今度は問題文をスキミングします。
スキミングとは、なんとなく問題分を読んで何がかかれているか理解します。

問題がEメールの場合、最初のパラグラフと最後のパラグラフを読めば、何が目的でこれを書いているのかがわかります。


そしてまた質問を読むのです。


幸い、各質問の順番は、問題文の解答のヒントとなる順番はほとんどの場合同じです。
最初の質問に対する解答のヒントは、問題文の最初の方に書かれてます。

そうやって質問と問題文を交互に読むことで、問題文を理解しながら、解答を進めていきます。


では、スキミングってどうすればいいのか?


これは、普段鍛えるしかありません。
私の場合は、FacebookやTwitterで英語サイトをフォローして、流れてくるタイムラインをざっと読む練習をしています。
これだけでもスキミングの練習になります。

あとは、以下のようなアプリを入れて、英文サイトのタイトルだけをざっと読む練習をしています。

Zite
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(2014.08.20時点)
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LinkedIn Pulse
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Pipes - Track the things you love
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私の場合、このブログを書くために英文サイトをよく読むようになったので、スキミングの力が鍛えられます。

こればかりは英文を沢山読んで、普段から練習しておく必要があります。



以上、ざっとですが、私が試験当日、試験中に気を付けるポイントです。
このポイントを実践するだけで、満点は目指せないまでも、多少は点数があがると思います。

TOEICはテクニックを試す場であり、英語力を発揮する場ではないと思い、「テクニックを全力でつかってやるぞ~」という姿勢で受験するのがいいと思います。

そうすると間違えても、試験中に後悔して反省して、無駄な時間を過ごし、本来解くことができた問題を落とすことがなくなります。


もちろんですが、英語の勉強をすればするほど点数は確実に上がるので、TOEICを受ける方は勉強しましょう笑。


もし個別に質問がある場合は、Twitterここから問い合わせていただけると幸いです。
本内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

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