2014年8月11日月曜日

外国語を学ぶと得られる10の心理学的効果


英語を含む外国語を話せる方って、高学歴で仕事もバリバリできるイメージがありますよね。


イギリスの心理学者が記事を書いているPSYBLOGで、「外国語を学ぶと得られる10の心理学的効果」という記事を読み、なるほどこういう効果がちゃんと実証されているんだ。と納得しました。

今回はそれを共有したいと思います。

1つ1つが個別テーマとして研究されていて、論文発表されている内容のようで、実証済のようです。
ですので、これから外国語を勉強したいな~と思っている方は、ぜひ大きなモチベーションにしてみてはいかがでしょうか。


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二つ目の言語を持つということは、二つ目の魂を持つということだ。- カール大帝:フランク王国の国王

1.脳が大きくなる

言語を学ぶことで、脳の言語野が大きくなります。言葉をよりよく学べば学ぶほど、脳の活性領域は大きくなっていきます。


2.認知症を予防する

二つの言語を使用すると、アルツハイマー型認知症の進行を最大5年間遅らせることができます。これは、どの最新の治療薬よりも効果があると言えます。

3.言葉をより聞き取りやすい

二つ以上の言語にある、異なるタイプの音を区別するべく脳が活性化するため、バイリンガルは、リスニング力を鍛えられます。

4.言葉に対する感受性が強くなる

バイリンガル環境で育つ子供は、初めて聞く言語でも聞き分けることができます。たとえば、スペイン語とカタロニア語を話す環境にいる子どもは、英語とフランス語の言葉の違いを聞き分けることができます。

5.記憶力が向上する

バイリンガル環境で育った赤ちゃんは、そうでない赤ちゃんと比べてワーキングメモリ(作業記憶)の機能が強いとされています。
これは、暗算力や読解力など様々な能力に長けていると言えます。

6.マルチタスク能力に長けている

バイリンガルは、タスクを別のタスクにより早く切り替えることができます。認知的柔軟性に優れ、予期せぬ環境に簡単に適応することができます。

7.注意力が向上する

バイリンガルは、注意力の制御に長けていて、注意が散漫するのを抑制することができます。

8.活動量が倍増する

注意力の向上やマルチタスク能力により、活動量が倍増します。これはバイリンガルが両方の言語を同時に扱いつつ、どちらの言語を利用すればいいかを確認し続ける活動を行っているためです。この切替能力が精神的な効果をもたらし、活動量が倍増します。

9.新しい視点を得る

新しい言語を勉強するということは、世界を見る視点が変わるということです。例えば、日本語には「あかるい青(空色)」や「濃い青(藍)」という単語が存在します。日本語を学ぶことで、英語にはない色の概念を理解することができます。

10.母国語の能力も向上する

外国語を学ぶと、言語における抽象的な法則や言語の構造を理解するため、それらを母語に応用し、母語をより理解する一助となります。



この記事はPSYBLOGの抄訳記事です。
原典:10 Superb Psychological Advantages of Learning Another Language
本内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

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