2014年8月28日木曜日

家事ハラスメントという問題


家事ハラスメント(略して「家事ハラ」という言葉を聞いたことがありますか?

もともとは以下の本が作った新語のようです。


より簡単に説明すると以下のような定義になるそうです。


「男女の家事シェアを促進する」という趣旨で、意欲はあるものの夫の家事がうまくできていない現状を顕在化させる広告表現として‘家事に対する何気ないダメ出し’のことを「家事ハラ」とネーミングして使用しております。
引用:妻の家事ハラ白書


上記を引用したへーベルハウスの「妻の家事ハラ白書」では、以下のキャッチコピーで家事ハラの実態を説明しています。


お皿洗いありがとう。一応、もう一度洗っとくね。


あなたがたたむとヘンな跡がつくの。


いいのよ、頼んだ私のミスだから。


結婚している男性なら、一度はこんなこと言われたことあるんではないでしょうか?
また結婚している女性なら、一度はこれを言ったこと、口に出してなくても感じたことはあるんではないでしょうか?

調査によると、家事ハラを受けたことがある男性[夫)は全体の約7割。

56%の女性(妻)が、家事が不器用な夫に対して我慢を心がけているそうです。


私の家の場合、妻から家事ハラを受けたことは一度もありません。
私がやる方法について妻は何も言いません。

しかし、子供がいて共働きしている家庭なんかは、お互い休まる時間が少ないし、追い詰められて不意に相手を傷つけることを言ってしまうのかもしれません。


私の家で実践している、というか自然とそうなっているのが、基本的に家事はどちらでも一貫してできる状態になっているということです。

分担という考え方がなく、時間がある方がやれることをやる、ということにしています。

分担すると家事ハラが起きやすくなると思います。

例えば洗濯は妻がやっているとします。
でもある日、妻が用事で洗濯できなかったときに代わりに私がやるとします。

でも普段やってないせいで、洗剤の置き場所は分からないし、どの服は乾燥機かけたらいけないか、脱水したらいけないかわからなくなります。

そうすると、妻に電話して聞かないといけない、妻は「何でそんなこともしらないの!」ってなる、家事ハラが起きる、というストーリーが容易に想像つきます。


端的に言うと、家事を属人化させない。


以下の本に一緒に住む彼女に対して「僕に(家事の)裁量権をください」という部分があります。

著者の駒崎さんは、 男性が家事を楽しくやるためには、「家事をマネジメントする」というビジネスライクな観点を入れるとうまくいく、と言っています。


家事にも裁量権を持って、自分がマネジメントする気概を持って取り組めば、男性もしっかりいい評価を受けるようにやるんだと思います。

ちょっとゴミだしだけやって、とか時々皿洗いして、ではなく、もっと上流のスタートの部分から任せることが肝要なんです。

家事ってほんと奥が深くて、やればやるほどその面白さが理解できるものだと思います。
しかし、誰だって最初は初心者で不器用です。

それを温かく見守る期間があればこそ、人は上達していくんだと思います。


参考:妻の家事ハラ白書
本内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

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