2013年8月2日金曜日

こんなに多様!ボランティアを始めるモチベーションとは

私は、ボランティアまたはプロボノとして活動しているので、
「ボランティアを私もぜひやりたい!」という方と多く出会います。



しかし一般的には、「ボランティアは高尚な趣味なので私には到底できない」
とか「すごいスキルとモチベーションが高い人だけがやってそう」と思う方の
方が多いと思います。

私も最初は高尚な趣味なんだと思っていました。
完全他己主義で、神仏に近い人格者ばかりがやっているんだと思っていました。

でも実際に活動を始めると、人間味のある方ばかり。(いい意味でです)

みなさん共通してモチベーションが高いのですが、
その源泉は、みなさんそれぞれ違います。


アメリカは、ボランティア先進国だとよく言われます。
確かに私もそう思うし、カナダに住んでいた時のホストファミリーも
日常生活に当たり前にボランティア活動が組み込まれていました。

そのモチベーションの源泉は、キリスト教の教えだとよく言われます。
宗教的な違いだから、日本では定着しないということもよく聞きます。

でも本当ににそうなのでしょうか?


アメリカのボランティア紹介サイトでVolunteerGuideというサイトがあります。

ここは、ボランティア期間を15分、数時間、長期休暇の3期間に分けて
ボランティア活動できる方を募集している面白いサイトです。

ここにそれぞれのボランティアのモチベーションの源泉(Why Volunteer)の例を
リストにしたものがありましたので訳して載せてみます。


・必要とされていると感じたため
・スキルを提供するため
・コミュニティーを知るため
・自分の信念を形に表すため
・リーダシップ力を身に着けるため
・頭の中で考えていることを実行するため
・市民の義務だと思うため
・友人や親戚からのプレッシャーがあるため
・目標達成の満足感を得るため
・自分を忙しい状況に置くため
・認めてもらうため(承認欲求)
・社会への恩返しのため
・プロとしてのスキルを提供するため
・他に誰もやっていないため
・インパクトを得るため
・新しいことを学ぶため
・スケジュールに余裕が出たため
・友人や親戚を手伝うため
・逃げるため
・「中の人」になるため
・贖罪
・チャレンジングな状況下にいたいため
・監視役になるため
・プライドを満たすため
・新しい友達を作るため
・キャリアを模索するため
・誰かを助けるため
・セラピーとして活用するため
・仕事と違うことをするため
・楽しいから!!
・宗教的な理由のため
・履修単位を得るため
・スキルを維持するため
・場所が地理的に近いため
・したいことをしている言い訳をするため
・批評できるようにするため
・前進していることを確認するため
・いい感じのため
・チームの一員になるため
・地位を得るため
・頼まれたため
・自分を試すため
・職務経験を積むため
・チェンジエージェントになるため
・その問題や病気、要因を個人的に経験したため
・立ち上がってその一員となるため


沢山ありますね~。

これを見る限り、アメリカ人でも「宗教的理由です」というのは
その源泉の一つで、本当はもっと利己的な理由でやっていますし、
軽い理由で始めているようです。

100人いれば、100通りの源泉があります。
もちろん宗教的背景もあれば、幼少時代の環境、今の仕事など
たくさんの要因が重なりあって形成されるものだと思います。

このリストの中には、共感するものもあれば、
「いやーそれはないだろー」というものもあります。

でもどれが正しいとか正しくないとかではなく
その源泉について他を論破したり、説得するのもおかしいです。

そのモチベーションを持って社会的に良いことをしているのであれば
誰にも責められないし、結果的にそういった個々の力が
社会をより良くしていき、それを全員で享受していけばいいと思います。


私もよくモチベーションの源泉は?と聞かれるのですが
源泉が複合的すぎてよくわかりません。笑。

これはまた別の投稿で詳細を書きたいと思います。

引用元:VolunteerGulde - Why Volunteer
本内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

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