2013年8月23日金曜日

会社員が余暇にボランティアをする4つのメリット

会社員の私がNPOでボランティアを始めて
得られたメリットがいくつかあります。

その中でも、意図せず
副産物的に得られたなぁと感じたものがこの4つです。

最初はこのメリットを得られると思って活動していた訳ではなく、
途上国のために何かやりたい!という思いで活動を始めました。

しかし、振り返ってみると意図して得ようとしていないけど
副次的に得られた実務的なメリットって結構沢山ありますね。




他業界を知ることができる

NPOボランティアは様々な業界から集まってきています。
コンサルタントだったり、システムエンジニアだったり
営業職、事務職もいて、弁護士や看護師もいます。

商社マンや銀行員、記者や教諭など
挙げるときりがないくらい、たくさんの職種の方がいます。

こういう多様な職種の方々と交流するのは
「職種あるある」のような話が聞けて楽しいという以外に
自分の仕事にも生きることがあります。

例えば、何かイベントを開催する場合、
段取りの仕方が職種によって違います。

また、同じ事柄について議論していても、視点が違います。

この「違い」というのが、沢山の気づきを与えてくれます。

会社勤めをしていると、周りの人たちも同じ思考回路なので
この「違い」の視点を会議などで提示すると、
議論が活性化して、よりよい判断が得られたりします。


自己スキルの市場価値が客観的に分かる

これも色々な方と一緒に仕事をしていると気づくことなのですが、
自分が今持っているスキルが市場価値があるのかどうかを
より客観的に知ることができます。

会社にいると、同僚も上司も同じようなスキルセットになっていて
その同じスキルを使って長い間仕事をしたりすると、
何か自分のスキルなのか分からなくなります。

しかし、様々な職種の方と一緒に仕事をすると
自分しか持っていないスキルとか強みとかを知ることができます。

自分が体得しているスキルがどういう形でボランティアに生かすかを
実践していくことで、その市場価値がわかってきます。

市場価値というと金銭的価値っぽいので少し語弊がありますが
皆さんの役に立つスキルかどうかが認識できる、というところでしょうか。

私の場合、システムエンジニアなので、システム系のスキルは
プロボノのレベルで生かすことができています。
ただ、生かしているスキルは、社内ではごまんといるスキルです。


人脈が広がる

私は生来内気な性格なので、人脈を積極的に広げることに消極的です。
今の仕事をやっている限り、人脈を自ら広げる必要性がありません。

昔、異業種交流会などにも参加したことがあるのですが
合コン以上の刹那的空間で、名刺=人脈という定義に違和感を覚えました。

しかし、ボランティアをやることで広がる人脈は違います。
同じ目的のために長期間一緒に時間やスキル、アイデアを共有して
何かを作っていく過程を共有するので、深さが違います。

ちょうど高校の文化祭の雰囲気です。
それまであまり話したことなかった隣のクラスの友達と
気が付いたら仲良くなるような感じです。

数か月前まで知らない人同士だったのに
いいバランスでギブアンドテイクできる深い人脈になっていきます。

たくさんのボランティアに従事すると
それだけ沢山の人に会えるため、人脈も一気に広がります。


社会に貢献している実感がある

会社勤めをしていると、1人1人の役割分担が決まっていて
その中で仕事を進めるので、事業全体が見えづらいです。

事業全体が見えづらいと、よく言われる「歯車」の状態になり
目の前の仕事をこなすだけになり、
「私は何のためにこれをやっているんだろう」という状態になりかねません。

NPOの場合、一般企業よりもミッション(運営理念)が社会貢献的です。
かつ、具体的な活動が、ミッションに直結しているので、明確です。

そこでボランティアをするということは、
自分たちも明確なミッションの下で活動することになるので、
社会に貢献している感覚が非常にあります。

今の仕事でより
社会貢献的な仕事ができれば、それに越したことはありません。

それができない場合、ボランティアをやることで社会における
自分の存在意義を見出しながら、それを動機づけとして仕事を
やっていくという考え方もありだと思います。


いかがでしょうか。 何のまとまりもないメリットですが、
どのメリットも、緊急性が低いけど、重要性の高いものだと思います。

日々の仕事に忙殺されてしまっていることに疑問を感じている方は
ぜひ私までご連絡お願いします笑。


本内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

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