2013年7月29日月曜日

セールスフォースを活用したい5つの理由

NPO団体は、セールスフォースが10ユーザまで無料で利用できます。

これは、株式会社セールスフォース・ドットコムが就業時間、製品、
および株式のそれぞれ1%を社会貢献に活用する一環として提供されています。



団体の規模が大きくなり、日常的な事務業務を複数人で分散するようになると
企業同様、それを管理し、共有するITシステムが必要になってきます。

その時にセールスフォースを思いだし、
是非申請をして使っていただきたいです。

なぜなのか?1人のシステムエンジニアとしての理由が5つあります。

ちょっとその前に、一応、ステマでないことを宣言してから書きますね。笑

私はセールスフォース社の人間でもないし
セールスフォースが沢山売れたから、懐が温かくなる立場ではありません。


1.事務業務がスリム化できる

セールスフォースは一定のカスタマイズが可能です。しかしもちろんですが
個々の団体の事務業務に完璧にフィットするものではありません。

そうすると、事務業務をセールスフォースにフィットさせる必要があります。
つまり、セールスフォースでできないことは仕事としてやらない、
もしくは変更する必要が出てきます。

おいおい、仕事をシステムに合わせるってどういうことだ、と思いますよね。

しかし、沢山のNPOが世界中でこれを使って日常の事務業務を
済ませているのに、あなたの団体だけできないということはないと思います。

ミッションはNPO毎に違うと思いますし、世界で一つだけの
活動内容があると思いますが、事務業務ってそんなに変わりません。

むしろ、外圧があるからこそ、
肥大しがちな事務業務を標準化し、スリム化できるものです。

逆にみんな時間をかけている事務業務をスリム化することで
より問題解決に時間を割き、ミッション達成の近道になると私は信じています。


2.データが一元化できる

ここ数年、大量データを活用して新しい付加価値を生み出す、
ビッグデータという言葉が流行しています。

分かりやすい例が、ソフトバンクのパケ詰まり解消率No.1ですね。
ソフトバンクは、個々のスマホの接続率データを
全て分析して、地道に解消しているようです。

他の携帯電話会社ではできない新しい付加価値を提供している一例です。

大量データを分析するとき
分析対象のデータが物理的に一カ所にあると、分析スピードが上がります。
そうでないと、分析するための事前作業に時間がかかります。

データがセールスフォースにないと、まずいろんなところにある
Excelやcsvのデータをセールスフォースにアップするところから始まります。

しかし、セールスフォースに全ての業務データが入っていると、
セールスフォースの機能で簡単に分析ができます。
極端な話、リアルタイム分析だって可能なのです。

そのため、可能な限り全業務をセールスフォースで運用することで、
データが一カ所に集まり新しい付加価値=ミッション達成への糸口を
見つけることが可能になります。


3.セキュリティが担保されている

セールスフォースは元々、企業の営業支援システムです。
もちろん一般企業は、今もNPO提供のものと同一機能を
1ユーザあたり、15,000円出して利用しています。

日本でも日本郵政公社が40,000アカウントという規模で利用しています。

そうなると、セールスフォースの社員はセキュリティを第一に考えてシステムを
作ります。情報漏えいでもあれば、社会的な影響は絶大です。責任重要です。

無料のWebサービスやソーシャルサービスであれば、スピードを優先する会社も
あるかもしれません。もしかたら利益を優先する会社もあるかもしれません。

しかし、社会的なインパクトが大きい、いわゆるミッションクリティカルな
システムを請け負う会社は、会社としても個人としてもセキュリティを最優先します。

セールスフォースはインターネット経由で利用するシステムなので
イントラネットの業務システム以上に神経を使っていると、同業者は感じます。

社員のマインドだけではありません。

セールスフォースは単一のアプリケーションを全世界で共有しているため
万が一、セキュリティに問題があっても強制的に修正することができます。

パソコンにインストールされているWindowsやOfficeが狙われるのは
みんなが一人ひとり最新に更新する必要があり、更新しない人がいるからです。

もうちょっとITよりな点だと、Java + Oracle DBという比較的枯れた
システム構成というのもいいポイントだと思います。


4.運用が不要である

企業のITコストの7割はITシステム運用費用だと言われています。
システム運用とはデータをバックアップしたり、壊れたら直したり、
不具合の修正更新という、利益を生まない業務です。

もちろんITシステムは、高い費用対効果を生んでいます。
しかし、本来の企業活動からするとできるだけそのコストを抑えたいわけです。

大企業であれば、規模の経済が働くのである程度コストを負担できますが
そうでないと、そのコストは企業損益に大きく影響しますし
そのITシステムの運用担当する社員は、肩身が狭いわけです。

しかし、セールスフォースはそれがありません。
システム運用は全てセールスフォース社がやってくれるわけですね。


5.導入が簡単である

他のクラウドシステムと比べると、インターネットに情報がたくさんあるし
使い方も直感的で、わかりやすいです。

営業支援では他の追随を許さないだけあって、
機能もかゆいところに手が届いていて、カスタマイズもかなり柔軟にできます。

つまり、これまでの業務を変えつつも、大切な部分は変えることなく
導入することで、 新しく学びなおすコストを抑えながら導入ができます。

ITシステムは、導入が一番のネックです。

その点、セールスフォースは比較的その障壁が低いシステムだと感じます。


以上、5つを挙げてみました。
こう読むと、もうセールスフォースを使わない手はない!と思いますね。笑

ユーザコミュニティも大規模で、教えて掲示板みたいなものもありますので、
悩みを共有しながらも活用していくことをお勧めします。
本内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

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